神戸ノートとは

このノートを見て懐かしい~と感じた人は間違いなく神戸っ子でしょう。神戸に住む小学生なら誰もが使った事のあるノート。このノート以外のノートを使っている人はまぁほとんどいない。

この昭和の雰囲気が漂うノスタルジックなデザインのノートは全国で使われているわけではないので神戸市民以外の人はこのノートを見ても懐かしいという感情は湧かない。

神戸出身の小学生はこのノートを使うことが当たり前になっているので全国でも同じようにこの神戸ノートが使われていると思っています。少なからず私はそうでした(笑)

しかし。他の地域の出身者と関わる機会が多くなる年代になると他の地域はこのノートを使っていないという事実を知り、少なからず衝撃を受ける事になります。この衝撃は神戸出身者のあるある衝撃体験といってもいいかもしれません。

さてこの神戸ノートなんですが何故誕生したんでしょうか?当たり前のように身近にあったためその起源を気になる事はありませんでしたが、誕生したのには理由がありました。

神戸ノート

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神戸ノートと呼ばれているこのノートは株式会社関西ノートが製作している商品です。正式名称は関西ノートなんですが神戸ノートとして広く認知されています。この神戸ノート大変な長寿商品で多くの神戸市民から愛されています。

神戸ノートの熱い想い

戦後、物がない時代には勉強をするノートでさえ満足にそろえることが出来なかったと言います。いい商品を安く購入したいという地域の人の声を聞いて作られた商品です。このノートにはこれからの日本を活気づけていくためにも子供たちにいいノートで勉強をたくさんしてもらいたいという熱い想いが込められています。

神戸ノートは支給されているの?

神戸の子供たちがみんな揃って神戸ノートを使用しているので他の地域の人から神戸ノートは無料で支給されていると勘違いされ羨ましがられる事もあるようです。しかし支給されているわけではありませんし、このノートを使わないとダメという決まりもありません。

このノートで勉強をしてきた人が大人になり子供が出来てその子供にも同じノートを購入するという流れが自然と出来ているんです。

文房具屋さんではこのノートが主流に置かれていて、有名なジャポニカ学習帳などを使っている人は神戸ではほぼいません。仮に使っている人がいたとしても他の地域から転校してきた可能性が高いです。

他県からも人気

このノスタルジックで懐かしさあふれるノートは神戸市民以外からも支持があるようです。神戸のお土産といえば神戸スイーツなどを買って帰られる人が多いですが、この神戸ノートをお土産にチョイスする人もいるんだとか。

文房具マニアの人などはネットで購入してコレクションにするほど他県の人から見ると珍しく見えるようです。

どんな種類があるのか

自由帳

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王子動物園で撮られた写真が使われています。アホな小学生だった私は自由帳はお絵かき帳として絵ばっかり描いていました。

頭のいい子はもっと違う使い方をしていたんだろうな~。

算数帳

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神戸市役所を撮影した風景が印刷されています。表紙の裏には掛け算の九九や様々な図形などが書かれています。

 

国語帳

れんらくちょう

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東遊園地で撮られた写真が使われています。この何とも言えない色の加減がたまりません。連絡用として使っていました。

百字練習帳

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最も印象に残っているノート。上中下、上中下、上中下とひたすら百文字埋まるまで書き続けたことがいい思い出です。上中下の場合最後は上を書いた時点で百文字終わるのでなんだかモヤっとした感情が残ります。

二百字帳

1ページに20字×10行を書くことが出来るノートです。見るだけでこのページを埋めることに対して気が遠くなりますが1ページを埋めたときの達成感は半端じゃありません。

絵日記

須磨海釣り公園がオープンした時の写真

小遣いを記入する欄があるなどとてもユニークなノート。絵を書くスペースに文章を書く欄があります。しっかりとした紙が使われているので絵も書きやすくなっています。

理科のきろく

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神戸ユニバ記念場がオープンした時の写真が印刷されています。表紙の裏には天気図や星座なども載っています。

社会科

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こんなノート使ってたっけな?と私自身使っていた記憶が全くないノートなんです(笑)表紙裏には社会科ノートの使い方や神戸の地図が書かれています。

 

中学校に上がってからは皆普通の大学ノートと呼ばれているものを使っていきます。小学生という短い期間の間だけ使うノートなので小学生が使いやすいような情報が表紙裏にまとめられていて非常に便利ですし、今見ると懐かしいです。自分が使っていたノートはもう捨てられてありませんが当時はどんなことは書いていたのだろうかと見返して懐かしんでみるのも面白いかもしれませんね。

 

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