六甲ライナーに初めて乗った時の衝撃は今でも思い出します。だって今まで乗った電車には必ず運転手さんがいて電車を運転していたのに、六甲ライナーには運転手がいない。
無人で動く電車を体験した私は興奮しました。幼少期の私は六甲ライナーがどのように動いているのか非常に気になりまりました、それで周りの人に聞きましたが明確な答えを知っている人は当時私の周りにはおらず・・・。なんだか不思議かつ不気味で・・・でも最先端な六甲ライナーのイメージがしょっぱなに感じました。
六甲ライナーの曇りガラスにビビる
さらに驚いたのはしばらく乗車しているといきなり窓ガラスが曇ったのです!今まで透明で外の景色を眺めていたのにいきなり曇ったのでちょーびっくりです。
幼少期はなんで曇らせる必要があるのだろう?どうやって曇るのだろう?とか思っていました。この感覚は神戸っ子あるあるの一つではないかな~。
曇らせる意味
六甲ライナー沿線に住む近隣住民のプライバシーを守るために窓を一時的に曇らせるという方法をとっているようです。なおかつ神戸の景観も損なわない様にするため一時的に曇らせるという特殊技術を採用しています。ずっと曇っていたら景色を楽しめないので乗客からクレームの嵐ですからね。近隣住民と乗客両方を満足させる技術です。
どの様に曇らせているか
その答えは六甲ライナーを運営する神戸新交通株式会社様のホームページに記載されていました。
六甲ライナーの瞬間くもりガラスは、2枚のガラスの間に液晶シートを挟み込んだ合わせガラスとなっています。液晶シートの中には特殊ポリマーが封入されており、電圧の制御によって、ガラスの透明・不透明を切替えております。具体的には、特殊ポリマーの中で液晶の分子は、通常不規則に並んでおり、ガラスは白く濁っています。これに電圧をかけると一定方向に整列し、光の屈折が無い透明状態となります。つまり、電圧がかかっているときは、通常の透明な状態となり、ガラスに電圧がかかっていないときはくもり状態となります。
これにて幼き頃の私の疑問は綺麗に解決されました、めでたしめでたし。
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